開発
GitHub Actionsで重大障害、Copilotコードレビューとcoding agentにも影響
原題: Incident with Actions
障害の概要
GitHubは2026年8月7日0時22分(日本時間)、GitHub Actionsの障害を公表しました。
ワークフローの実行が失敗したり、開始が遅れたりし、キューに入ったジョブがタイムアウトする場合があります。
GitHub-hosted runnerとself-hosted runnerの双方が影響を受けています。
pushやpull requestなどのイベントを処理するWebhookは、復旧を支えるために流量が制限され、多くのイベントで新しいワークフローが起動しない状態が続いています。
GitHubは、CopilotコードレビューとCopilot coding agentにも失敗または遅延が生じる可能性があると説明しています。
GitHubは8時3分時点で開始したワークフローの成功率が97%まで改善したと報告し、その後、標準runnerとlarger runnerの滞留処理を解消しました。
self-hosted runnerがジョブを取得しない問題への修正も展開され、Actions、GitHub Pages、Copilotコードレビュー、Copilot coding agentは回復しました。
11時4分、GitHubは障害の解消を発表しました。発生から解消までの時間は約10時間42分です。
障害中に処理されなかったpushやpull requestなどのイベントは自動再実行されないため、該当する利用者は新しいcommitのpush、pull requestの更新、またはワークフローの手動再実行が必要になる場合があります。
Actions Runner Controllerの一部runner podがidle状態のままになった場合は、podの削除またはアプリケーションの再展開が案内されています。
影響度はGitHub Status上でcriticalとされています。
GitHubは8月11日に根本原因分析を追記しました。内部のActionsサービスへの通常のデプロイで、既存の容量・同時実行上の弱点が表面化し、残った処理能力が飽和して複数クラスタと下流サービスへ障害が連鎖したと説明しています。
障害のピーク時にはワークフロー実行の71%でインフラ障害が発生し、残りの75%も5分を超えて遅延しました。さらに、無効になったジョブをrunnerが繰り返し取得しようとする潜在的な不具合が、正常なジョブの取得を妨げました。
GitHubは再発防止として、デプロイと容量の安全策、事前兆候の監視、キューとrunner割り当ての回復力、self-hosted runnerの自動回復を改善するとしています。影響を受けた利用者数は公表されていません。
今回の情報はCopilotの機能追加ではなく、Actions基盤を介してCopilotの開発機能にも波及している稼働障害です。