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2026年FIFAワールドカップは連日激しい展開が続き、いよいよファイナルが近づいています。ゲッティイメージズのスタッフフォトグラファー、マディ・マイヤーはこの大会で16都市・3カ国を巡る過酷な旅をしながら、タッチラインやスタンド、さらには選手のトンネル内など様々な場所で写真を撮り続けています。

マディ・マイヤーは幼少期から写真に興味を持ち、ワシントンD.C.で育ちました。ニューヨーク・タイムズの著名なフォトグラファー、ダグ・ミルズを幼いころから尊敬していて、その影響もありオハイオ大学でフォトジャーナリズムを学びました。大学卒業後、2015年にゲッティスポーツのインターンシップを経て同社に入社、以来スポーツカメラマンとしてキャリアを積んでいます。

2026年ワールドカップの撮影は特に過酷で、グループステージではゲッティ編集写真家が50名で72試合をカバーしました。撮影は試合当日に都市間移動もあり、現場での勤務時間は約10時間にも及びます。マイヤーは試合開始5時間前に現地入りし、ゴール裏に設置するリモートカメラのセッティング、ドレッシングルームや選手の入場時の雰囲気、トンネル内の選手の自然な表情やウォームアップ、試合後のピッチでのステディカム撮影など、多彩なシーンを狙います。

使用機材は、手持ちで約3台のカメラ(主に400mm、70-200mm、ワイドレンズ)とゴール裏に設置したリモートカメラ複数台を駆使。リモートカメラは有線で、リモート編集者や現地スタッフが手動トリガーを使い撮影します。

大会期間中、ゲッティチームは115人規模で活動し、ニューヨークの20名の編集者が現地カメラマンの撮影画像を即時受信、30秒以内の迅速な現地配信を実現しています。マイヤーは「タグ・アンド・センド」ワークフローにより瞬時に写真を選定して送信し、編集者が画像のトリミングや補正、キャプション付けを行います。2015年の女子ワールドカップ時に比べ、大幅に効率とクオリティが向上しているとのこと。

長時間の過酷なスケジュールの中、マイヤーは自宅からの小物を持参して心の安定を図り、毎日8時間の睡眠や運動を欠かさず健康を維持。写真撮影では事前に試合のキープレーヤーやストーリーラインを把握しつつ、自身の割り当て位置に合わせてレンズや撮影内容を工夫しています。また、観客席にいる家族の応援も大きな心の支えになっています。

本記事は、マイヤーの取材機材から日々の過密移動、現場の雰囲気、写真送信体制まで生々しい現場感を伝え、スポーツフォトジャーナリズムの裏側とクリエイティブな情熱を詳しく紹介しています。

出典: DPReview